オンラインカジノと税金

オンラインカジノの利益には税金がかかります。
一時的な所得となる「一時所得」という分類になり、他の一時所得には、賞金、公営ギャンブルの払戻金などがあります。

オンラインカジノの利益がいくらまでなら税金を払わなくてよいのか

一時所得の所得が50万円以下であれば税金の支払いが不要です（特別控除50万円のため）。
サラリーマンなど給与を受け取っている人は、給与所得以外のその他の所得が一時所得のみの場合は70万円以下であれば税金の支払いが不要です（給与所得以外の所得が20万円以内の場合は確定申告しなくてもよいのと、特別控除50万円を足した額の70万円）。

それ以上の利益が出た場合は確定申告が必要です。

一時所得の計算式

一時所得＝「一時所得の対象となる総収入額」－「収入を得るために支出した金額」－50万円（特別控除）

例1. 10万円を賭けて勝って20万円になった場合の一時所得

「一時所得の対象となる総収入額 20万円」－「収入を得るために支出した金額 10万円」－50万円（特別控除）= -30万円

この場合税金はかかりません。

例2. 100万円を賭けて勝って200万円になった場合の一時所得

「一時所得の対象となる総収入額 200万円」－「収入を得るために支出した金額 100万円」－50万円（特別控除）= 50万円

この場合一時所得が50万円になり税金がかかります。

※一時所得の計算では負けた日はカウントせず勝った日のみで計算します。
勝ち負け含めて一年を通算した総収入ではなく、1年間で負けた日を除外し勝った日のみを合計した総収入で計算します。

一時所得の課税対象額の計算

一時所得の課税対象額 = 一時所得の金額×50%

で計算されます。

上の例2の場合は、50万円 x 50% = 25万円になります。

納税額

納税額は給与所得などの他の所得と合算した所得額で税額が決まります。

例えば、給与所得が300万円で一時所得の課税対象額が25万円の場合、所得額は325万円になります。
税額は下記の表に当てはめて計算します。

課税される所得金額 × 税率－控除額＝所得税額

になります。

325万円 x 10% - 97,500円 = 227,500円

が所得税額になります。

課税される所得金額	税率	控除額
195万円以下	5%	0円
195万円超330万円以下	10%	97,500円
330万円超695万円以下	20%	427,500円
695万円超900万円以下	23%	636,000円
900万円超1,800万円以下	33%	1,536,000円
1,800万円超4,000万円以下	40%	2,796,000円
4,000万円超	45%	4,796,000円

会社に稼いだお金がバレないようにする方法

一時所得があると住民税に一時所得分も上乗せされてしまうため、会社にバレてしまうことがあります。
それを防ぐ方法として住民税を自分で納付する方法があります。

確定申告書の「第二表」に「給与所得以外の住民税の徴収方法の選択」という枠があり「自分で納付（普通徴収）」欄にチェックを入れると、自分で直接納税となります。